【背景】
これまで、個別株を見てみたり、ETFでタイミング投資を図ってみたりしていました。
今回の暴落を経て、自分の中で心境の変化があったこともあり
投資方針を再検討することとしました。
【現状】
今回の暴落を経ても、含み損が増えていくこと自体には何の感情もわきませんでした。
何も思わなかった、というとウソになるかもしれません。
ですが、いくら含み損が増えても心苦しさというものはありませんでした。
ただ、暴落時には個別株を買っていたのですが、銘柄選択については
大きく心が揺れ動きました。
この銘柄を選択していてよかったのか?
もっと上がる銘柄があるのではないか?
もしかしたら倒産して電子屑になるのではないか?
…
含み損が増えるのは全く恐怖を感じませんでしたが、
倒産し、現実として投下資金がなくなってしまうことについては恐怖を感じました。
また、そこまで深く個別株のことや銘柄分析を勉強できていなかったということもあり
個別株投資をしているという点で精神的に非常に疲労してしまいました。
100%信頼できていなかったのだと思います。
【学び】
ここからいえることは、
・リスクテイクをすること自体には全く恐怖心がない
・個別株投資を行うと精神的リソースが非常に大きく持っていかれる
この二点です。
特に個別株のほうは、日々情報収集をしないと落ち着かないようになってしまいました。
朝起きたら値動きを見る。
会社の休み時間には業績についてコメントがないか確認する。
夜はプレマーケットでどう動いているかが気になる。
明らかにQOLの低下を感じています。
また、個別株とETFを同時に保有していたのですが、
ETFの保有事態には全くストレスを感じませんでした。
情報を過剰に見に行くこともなかったです。
株式市場全体が最終的には右肩上がりになるということには100%自信を持てているのだと思います。
【結論】
以上の経験から、今後はETFのみでの投資を行い、
またタイミング投資も行わないこととします。
なぜなら、資金が1000万にも満たない状態で自分の思考リソース、時間リソースを大量に投入しても
期待リターンが小さいと考えるからです。
投資方針としては
・生活防衛資金として30万を確保
・残りをVTI:90%、現金10%とする
・購入日は給料日後とし、現金が必要にならない限り売却はしない
とします。
今後はETFを用いた投資を行っていく、ということは何を意味しているのでしょうか?
おそらく自分のことを考える時間が増え、生活の質は上がるでしょう。
半面、株価を見る頻度は下がり、投資家としての能力はあまり伸びないかもしれません。
勉強は好きなので、証券アナリストの勉強でもしようかなあ、とは思っていますが、
実際にお金をかけて投資することで経験を積む、という点では成長は遅くなるでしょう。
ただ、それでもいいと思っているのも事実です。
また、個別株投資を行っていて不安になってしまった、というのは
市場全体の成長にかける、という考え方に非常に信頼を寄せていること、
その裏返しとして自分の銘柄分析の精度をあまり信頼していない、
ということでもあります。
また個別株投資をできるような自信がついたらまた方針を変えるかもしれません。
ただ、それはもう3年後以降の話となりますね。。