バルチック海運指数(BDI)でリセッションは予測できるのか?

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こんにちは。ししゃもです。
米国株は(日本株もですが)相当調子が悪い時期に入っているようです。


最近では長短金利の逆転も発生し、リセッションがついに始まるのか、という声も聞こえるようになってきました。
この記事では、バルチック海運指数でリセッションを予測できるという話を聞いたので確認していきます。

 

バルチック海運指数とは


バルチック海運指数(通称BDI)は、ロンドンのバルチック海運取引所が発表する外航不定期船の運賃指数。バルチック海運取引所は海運会社やブローカーなどから鉄鉱石・石炭・穀物といった乾貨物(ドライカーゴ)を運搬する外航不定期船の運賃を聞き取り、結果を取りまとめて同指数を算出、発表する。基準となる1985年1月4日を1000として算定している。

(wikipediaより)

 

つまりバルチック海運指数は運賃の指標となります。


一般的に考えて、経済が活発になれば消費活動は増え、船での鉄鉱石などの運搬量も増えると考えられます。
米国経済の好調さが住宅着工件数で測られるのと似ていますね。

 

そうなれば海運の需要も増えるので運賃が上昇し、それが指数となって現れるということですね。

 

バルチック海運指数は景気の先行指標である

 

さて、このバルチック海運指数、景気の先行指標と言われております。
景気の先行きを表していると考えられているわけですね。

 

逆に投資家が普段チャートで見ている〇〇日移動平均線などは遅行指標と言われています。こちらは景気を後追いして変動するわけですね。

 

つまり、この指標でリセッションがわかるというのは、先行指標であるバルチック海運指数を見ることで経済の先行きを予測する=リセッションを予測する事ができるのではないか?という考え方です。

 

これまでのリセッション期のS&P500との関連

 

それではこれまでのリセッション期とバルチック海運指数の相関を見てみましょう。


直近3回のリセッションは
①1990年7月から1991年3月までの8ヶ月
②2001年3月から2001年11月までの8ヶ月
③2007年12月から2009年7月の7ヶ月
となります。

 

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青がバルチック海運指数、緑がS&P500になります。

この期間では先行してバルチック海運指数が2~30%下落しています。

 

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この期間もリセッション前にはバルチック海運指数は低下しているように見えます。しかし、リセッション突入後により下がっているので相関関係かどうか、というのは分かりづらいですね。

 

 

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続いてリーマンショック絡みのリセッションです。

これはバルチック海運指数の低下でリセッションが予測できるとは言えませんね。

金融が発端なので厳しいのかもしれませんが、それでも常に予測できるというわけではなさそうです。

 

 

 

景気の先行きの雰囲気を掴むのにはいい指数かもしれませんが、リセッションを予測できるかというと疑問符が付きます。

 

個人的にはタイミングを図った投資を行うには膨大な知識と経験が必要であり、投資は敗者のゲームだと感じているためにETFの積立投資を好んでいます。

 

 

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ETFを選んでいる理由です。