こんにちは。ししゃもです。
もう一年も終わりですね。
一年の終わりに一年を振り返るのもいいですが、来年を見据えて目標を設定しておくのもおすすめです。
今回は普段使っている目標の立て方を紹介します。
積立思考と逆算思考
目標の立て方には大きく分けて2つの考え方が存在しています。
一つは積立思考、そしてもう一つは逆算思考です。
積立思考はいま現在の自分の状況を考え、そこから少しずつ改善していくためのステップを考えます。
たいして逆算思考は最終的に有りたい姿を考え、それを達成するためには何をすればいいかを考えます。
さあ目標を立てよう!という場合は手っ取り早く考えられる積立思考で目標を立てる人が多いと感じます。
しかし、実際に達成できる目標の立て方は逆算思考で立てるべきです。
目標を立てるための時間はかかりますが、少し時間をかけてもしっかりした目標を立てたほうがリターンが大きいです。
目標を立てるためのフローチャート
では具体的にどうするかというと
1:一年の終わりになりたい自分像を考える
2:その自分になるためにやるべきことを書き出す
3:やるべきことを定量化した形に落とし込む
4:4半期ごとに達成しているべき目標へ分割する
5:目標を達成するための具体的な行動へ落とし込む
という段階を踏んでいきます。
具体例を出して説明します
わかりにくいと思うので具体例を出して説明したいと思います。
1:一年の終わりになりたい自分像を考える
それでは試しに目標を立ててみましょう。
目標を立てたいという人は社会人がボリュームゾーンだと思うので、目標を「会社でバリバリ働いて周囲から頼られる」とします。
2:その自分になるためにやるべきことを書き出す
では「会社でバリバリ働いて周囲から頼られる」ためには何をすればいいでしょうか?
・経理部で働いているので簿記2級を取得する
・プライベートも含めて信頼される人間関係を構築する
・業務を自動化して効率化する
等が考えられます。(もちろんその他にもありますが…)
3:やるべきことを定量化した形に落とし込む
ここでは「簿記2級を取得する」を例に上げて説明します。
簿記2級を取得するためには何をすればいいでしょうか?
数字で表すと「試験で7割以上の点数を取る」ことですね。
しかしこれでは具体性にかけます。試験で7割以上の点を取るにはどうすればいいでしょうか?
例えば試験で合格するためには問題集を解くと思います。
問題集を解いて合格点が取れれば試験で合格点を取れる可能性は高いでしょう。
というわけでここを具体的にします。
その際「期限」「何を」「どうするか」を具体的にしましょう。
ここでは
やるべきこと:試験日の1週間前までに直前の過去問を解き、8割以上の得点を取る
としましょう。
4:4半期ごとに達成しているべき目標へ分割する
次に、さらにその目標を分割し、4半期ごとにどこまで達成していればいいのか書き出しましょう。
試験が11月だとします。
すると毎日少しずつ勉強をしていくとして
3月までには参考書を使って全範囲の基礎知識を一通り学ぶ
6月までには問題集を一通り解き、どこが弱点なのかを掴む
9月までには問題集を使って復習し、弱点をなくしておく
そして試験までには過去問を使って最終仕上げを行う
というふうに目標を分割できます。
5:目標を達成するための具体的な行動へ落とし込む
一例として
「3月までには参考書を使って全範囲の基礎知識を一通り学ぶ」
という分割した目標を具体的な行動へ落とし込みましょう。
参考書が200ページあるとします。
1ページを5分で勉強できるとすると合計でかかる時間は200*4=1000分です。
週に一度簿記を勉強できる時間を取るとしましょう。
すると3ヶ月で12週あるので1000/12=83.33...となります。
これを具体的な行動として言語化すると
「毎週土曜日に簿記を1時間半勉強する」
と具体的な行動に落とし込むことができました。
どうでしょう。
最初にたてた目標「会社でバリバリ働いて周囲から頼られる」では抽象的すぎて何をすればいいかわかりません。
しかし最終的に落とし込んだ「毎週土曜日に簿記を1時間半勉強する」だと何をすればよい家がはっきりしていて、目標達成できる可能性が高まっています。
この手法で目標を立て、年末に振り返って笑える一年にしてはいかがでしょうか。